踵骨骨端炎(セーバー病)とは10歳前後の子供に多く、過度な運動や長時間歩いた後に症状が出ることが多く、急に強く痛むというよりはジーンとするような慢性的な痛みが特徴です。
■症状
かかとの炎症、圧痛、歩行時痛がその症状です。
炎症が強いと踵の両側から強くつまむと激痛があり、次第にかかとを着けないような激しい痛みが続きます。
■発症原因
弱いかかとの骨の端に運動などで負荷がかかり、そこにアキレス腱の引っぱる力が持続的に加わることで、かかとの骨に血流障害が起こり、壊死、または骨軟骨炎を発症する病気です。
又、外反母趾・浮き指・扁平足など足裏のバランスが悪いことで、重心がかかとに偏ることも原因になります。
■治療手段
まずはスポーツを控えて安静が望ましいです。
痛みに応じて、内服、湿布を処方します。
当院では、足以外からの影響による負担の軽減やストレッチ指導、筋力トレーニング指導、セルフエクササイズ指導など理学療法士によるリハビリを行っていきます。
また治癒促進として、超音波治療機器、低周波治療機器(電気治療)の使用を併用していきます。
【超音波治療機器】
【干渉波低周波治療機器】
☆必要に応じて靴の指導やインソール作製を行います。
【靴外来】
【理学療法士によるインソール作製】