モートン病は足趾へと向かう神経が、足趾の付け根の部位で圧迫を受けることで生じる神経障害です。
40~60歳代の女性に多く、部位では第3趾(中指)と第4趾(薬指)の間が最も多く、次いで、爪第2趾(人差し指)と第3趾の間が多いとされています。
■症状
初期には歩行時に足趾の付け根(特に指と指の間)が痛くなります。症状が進行すると、足趾や足の甲への痛み、しびれといった知覚異常が生じることがあります。
■発症原因
神経が圧迫される原因には、ハイヒールなどの爪先が細くヒールが高い靴を履くことや、外反母趾(がいはんぼし)など骨の形態異常があります。ガングリオン(ゼリー状の内容物が詰まったこぶ)などの腫瘍が神経を圧迫する場合もあります。
■治療手段
症状に応じて内服薬・湿布薬を処方します。
症状が重症の場合は注射を行う事もあります
リハビリとして超音波治療機器を使用し、回復を促します。
又、靴外来やインソール作製を行う事もあります。
【超音波治療機器】
【靴外来】
【理学療法士によるインソール作製】
これらの治療を行い、それでも症状の改善が乏しい場合は、手術を検討します。